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2021年度

2021.07.30

[開催報告]総合研究所2020年度成果報告会(第181回総研セミナー)を開催いたしました

2021年7月23日(金)研究成果報告会(第181回総研セミナー)を開催いたしました。新型コロナウイルス感染防止のためオンライン配信となりましたが、学内外の教職員、学生、一般の方を合わせて、およそ180名の参加者があり、大変盛況な成果報告会となりました。

 

東京都市大学総合研究所は、イノベーション研究機構、未来都市研究機構、卓越教員研究室、重点推進研究ユニット、インキュベーション・ラボから構成され、本学の理念である『持続可能な社会発展をもたらすための人材育成と学術研究』を実現すべく研究と教育を行っている組織です。

本所では、研究所での研究成果を学内外に向け情報発信する目的で、総合研究所の機構、各研究センター、研究室が主催となって総研セミナーを開催しております。

今回は、研究成果報告会として、全ての研究センター、ユニット、研究室からの、2020年度の研究活動で得られました成果が報告されました。

 

最初に野中謙一郎所長より、総合研究所の2020年度の活動報告と研究成果の総括、2021年度の展望が述べられ、開催の挨拶がありました。

午前中はイノベーション研究機構の8つの研究センター、1つの国際研究センターより報告されました。

昨年10月に国際研究センターに改組しました都市基盤施設の再生工学国際研究センターからは、Jingwen Song研究講師とSamim Mustafa特別研究員による成果報告がありました。

また、昨年度より本所の重点推進研究に採択され、9月に新しく設置されました宇宙科学研究センターからは、「宇宙望遠鏡の開発と最先端の天文学」「文理融合の宇宙教育による人材育成」「小型望遠鏡による動画天文学」における2020年度の研究成果と2021年度の活動の現状報告がなされました。

午後は未来都市研究機構の報告から始まり、葉村真樹機構長より2020年度から第二期として「デジタルトランスフォーメーション」の概念の都市での展開を目指し、6つのユニットで取り組んでいくことが述べられ、各ユニット長からはユニットの取り組みについて報告がありました。

続いて、卓越教員研究室からの成果報告がありました。FUTURE-PV研究室の小長井誠特別教授より、2050年のCarbon Neutral Society実現に向けた太陽電池研究における2020年度の研究成果と、太陽電池の現況、今後の展開、「革新的太陽電池の必要性ー低炭素社会実現への貢献」についての報告がありました。マイクロナノシステム研究室の藤田博之特任教授からは、マイクロナノシステム(MEMS, NEMS)の技術を異分野と融合する研究において、「微小液滴を用いたマイクロ流体システム」の研究成果報告が行われました。

重点的に育成すべき研究を行うプロジェクトである重点推進研究ユニットは、現在7つの研究ユニットが研究を推進しています。2019年度、2020年度より研究を行っている5つのユニットからの研究成果報告と、今年度から重点推進研究を開始している2ユニットによる研究紹介がありました。

研究成果報告として最後に、インキュベーション・ラボ応用表現研究室の山﨑芳男特別教授より、「音による案内・告知―農耕地での害獣との共生―」における研究成果の報告がなされました。

1日を通して成果報告会は行われ、総合研究所の研究センター、ユニット、研究室から、合計29名の教授、准教授、研究員による研究成果報告がありました。

全ての研究成果報告を終えて、三木千壽学長より講評をいただき、総合研究所の歴史と今後の展望が述べられ、総合研究所の成果報告会は閉会いたしました。

 

今年度も引き続き各センター、研究室主催の総研セミナーを開催していく予定ですので、皆様のご参加をお待ちしております。

 

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