昨今の激甚化する自然災害と,それに対するインフラ施設の老朽化とが相まって,被災の程度が増大しています。このような現状を改善するために大学の研究成果(Academic)を市民(Civil)に届け,そして市民からの情報を大学研究に結びつける枠組みの構築によって,地域貢献可能な災害対策研究拠点を形成することを目的としています。
センター長・教授
自然災害科学、地盤工学、社会システム工学・安全システム
教授
地盤工学
研究講師
地盤工学・防災工学
技士
地盤工学
准教授
建設マネジメント、災害マネジメント、行政経営
教授
橋梁工学、鋼構造
教授
空間情報科学、都市・交通計画、都市地理学
学外協力
永尾 浩一
学外協力
佐々木 隆光
地震や豪雨のような自然外力の脅威を軽減するために,特に液状化災害や土砂災害のような地盤や浸水災害のような水に関係するに対して,特徴ある実験設備や解析を通して新しい解決法を探るとともに,得られた知見を社会に還元する。
令和元年東日本台風による浸水被害調査と分析
遠心模型実験装置を用いた実験
その土地が被る可能性がある自然災害は,地域差はあるが複数あり,これら全てを網羅した形の自然災害に対するリスク指標が必要である。本研究では,自然災害に対するリスク指標の開発とソフト面・ハード面での対応について検討する。
自然災害安全性指標GNS
水害発生時における地域の経済力を考慮した
経済的被害評価の推計技術の開発
建設プロジェクトの労働環境に労働災害防止の観点も含めた労働環境改善に関する研究について,自然災害被災後の自治体組織や復興CMといったリスクマネジメントに関する検討を行う。
擁壁工事での一般型枠工と残存型枠工の工事費の比較
東京都市大学(旧武蔵工業大学)では1995年に1号機を導入(有効半径0.5m,丸東製作所製),2007年に1号機を改造して2号機を製作(有効半径0.47m)し,応力状態に依存する様々な地盤問題に対して運用してきた。2022年9月に新10号館に3号機(TCU Mark III Centrifuge,日鉄レールウェイテクノス製)を導入。有効半径1.4mの中型装置でありながら,プラットホーム寸法(奥行0.6m×幅0.8m)を大きくした汎用性が高い装置である。
最大遠心加速度 | 100G |
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有効半径 | 1.4m | 最高回転数 | 252.8rpm | 最大搭載質量 | 500kg | 最大容量 | 10G・ton | 電動機容量 | 14kW | プラットホーム寸法 | 奥0.6m×幅0.8m |
1.遠心場メカニカル振動台
2.遠心場降雨シミュレーター
3.遠心場震度法シミュレーター