研究について

先端生命工学研究ユニット

KEYWORD
  • 再生医療
  • 細胞工学
  • 細胞性製品
  • 培養肉
  • 培養繊維
  • 細胞シート

先端生命工学研究ユニットの目的は、地球規模の医療・食糧・衣料の課題を解決し得る「細胞生物学・工学を融合したバイオテクノロジー」を創出することである。
ES・iPS細胞、体性幹細胞の開発やバイオ医薬品の製造開発により、細胞を大量に製造する技術が目覚ましく発展している。この細胞生産技術の発展により、次世代再生医療製品や細胞から構成する食肉や、毛や皮などの細胞性バイオマテリアルの製造が期待されている。これら次世代バイオ製品開発に必要な多量細胞生産システム、細胞・組織・臓器の評価システムの研究開発を行うことで、再生医療・細胞性製品の社会実装を目指す。

研究スタッフ

研究紹介

① 組織工学技術を用いた再生医療

細胞シート工学を用いて、移植可能な3次元組織の構築を目指している。3次元的な組織や臓器を構築する上で、最も重要な技術の1つが血管網の構築である。さらには、構築した血管網に培養液を流し細胞に酸素や栄養素を与え、老廃物をいかに除去するかが大きな技術課題である。本ユニットでは、細胞シート内に構築した管腔化血管網に培養液を流し込むためのバイオリアクターや、この血管網付き組織を移植するための手法を開発している。

② 組織工学技術を用いた細胞性食肉

組織工学技術を用いて、細胞性食肉の構築を目指している。細胞性食肉は、食料問題、環境問題を解決する手段として大きく期待されいる。

本研究ニットでは、細胞性食肉を製造する上で、いかにコストを安価に抑えることができるかを検討している。さらには、培養肉の美味しさの追究を行なっており、食感・香り・味に関しての検証を行なっている。

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