• ●量子細線中のスピン自由度を用いた新原理コンピューティング素子の開発

従来のエレクトロニクスでは、電子の電荷の状態を利用することで情報処理を行っています。電子には、もう一つスピンの性質を有しています。スピン状態を用いることで、これまでのエレクトロニクスの限界を乗り越える新原理コンピューティングの実現が期待されています。本研究では、量子細線構造であるナノワイヤを用いることで、バルク構造と異なる特性を用いることでスピンデバイスの高性能化や新奇機能の創出を目指します。光・電融合材料として注目されるゲルマニウムの量子細線作製技術を開発し、量子細線中でのスピン特性評価を行うことで、スピントロニクスの基盤技術を確立します。

特徴

• ●光・電融合の有望材料であるゲルマニウムを利用した量子細線構造の作製技術
• ●電子のスピン状態を利用した新原理コンピューティングの基盤技術