KEYWORD
尾山台地区に学外研究拠点「ウェルビーイング・リビングラボ」を設置。
コミュニティとの協働により日々の暮らしと社会システムをイノベーションする基盤を構築していきます。
超高齢化や気候変動への対応など、日本社会は根本的な社会システムの構造変革が求められています。こうした変動に対応するためには、従来の大量生産型やプロダクトアウト型を脱却する新しいイノベーション手法の確立が欠かせません。本研究では、地域社会のニーズと課題を情報技術によってどのように解決するか、解決経済合理性だけではなく、「人の良い状態=ウェルビーイング」を実現する社会システムをどのように構築していくことができるのか、これからの時代にふさわしい新たなマネジメント手法の開発を目指します。そのため、コミュニティの協働を通じて先端的テクノロジーと持続可能な次世代ライフスタイルのビジョンを融合する社会技術開発の実験的拠点「ウェルビーイング・リビングラボ」を世田谷区尾山台地区に実験的に設置し、地域の多様なセクターの人々とともに地域の様々な課題に取り組むデザインプロジェクトを具体的に推進します。これによって、地域コミュニティのエコシステムを創出し、2050年の「超高齢-情報化社会」を支えるための新しい社会システムと市民文化を生み出すイノベーション基盤を構築していきます。